淘汰の先にある未来へ

エンターテイメント好きOLのひとり言

コロナ禍の劇場が想像以上に快適だった話

 

 2020年8月、「Show Must Go On」を唱え続けてきたジャニーズ事務所が時代の変化に伴い今後のイベントの実施について発表をしました。

www.nikkansports.com

コロナのパンデミック後、予定していたコンサートの延期を何度も繰り返してきたジャニーズ事務所ですが、コロナの終息に見通しがつかない為今回の発表に至ったのだと思います。英断です。

しかしながらリリースされた内容は「大型公演は中止」とのことで、その言葉の通り、翌月の9月には感染予防を徹底した上、2グループがライブハウスでのコンサートを実施しました。現在発表されている事務所主催の舞台も映画の試写会も今時点*1では実施する見込みです。

このご時世、小規模であれどイベントを実施することに対しファンの間では賛否両論でしたが、一方でミュージカル界では6、7月から客を入れての上演を始めていました。

 本日のエントリーは、ジャニオタ兼ミュオタでもある私が7ヶ月ぶりに劇場へ足を運んだ結果、従来の劇場の何百倍も快適であった体験をお話し、劇場へ行くことに不安を感じている方々への参考となると嬉しいです。

本エントリーはあくまでも会場の予防対策や規制により感じたことをお伝えするまでであり、外出を促すものではありません。

 

入場時や劇場内での予防対策について

 大体どこも同じ様なモノだとは思いますが、下記はあくまでも私が行った公演の対策であることをご了承ください。

  1. 体調が優れない場合は来ちゃダメ
  2. 入場時の検温(37.5℃以上の場合は入場不可)
  3. 入場時の消毒液
  4. マスク着用の徹底
  5. チケットもぎりは自分で
  6. 半券(運営に渡す方)の裏に名前と連絡先の記載
  7. 会場内でのおしゃべりを控えるよう呼びかけ
  8. 物販の中止
  9. プレゼントやお手紙の受付は無し
  10. ブロック退場
  11. 出待ち禁止
  12. 集客50%

 

とても快適!集客50%大賛成!

 ご存知の通り、内閣府有識者を集いコロナに関する複数の分科会を発足し、イベント実施時の制限を設けています。それが噂の集客50%以下の制限です。

イベント開催制限の段階的緩和の目安(その1)

イベント開催制限の段階的緩和の目安(その1)

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/corona1.pdf
新型コロナウイルス感染症対策分科会(第1回)

その為、現在各劇場では一席間隔をあけた集客を講じています。

下記は宝塚大劇場の例ですが、白の席が有効な席、黒の席は空席にする席です。この有効な席と無効な席を交互に配置することにより、客の間隔を十分にあけつつ、集客の50%以下を達成しています。

宝塚大劇場  座席表PDF (新型コロナウイルス感染予防対策版)

宝塚大劇場 座席表PDF (新型コロナウイルス感染予防対策版)

https://kageki.hankyu.co.jp/sp/theater/takarazuka/so7q6r000000c5wn-att/seat_takarazuka_socialdistance.pdf
宝塚大劇場 座席表PDF(新型コロナウイルス感染予防対策版)

 

で、何がよかったん?

 この制限により、隣前後が空席になり*2、軽く一人の空間になります。これにより感染のリスクが低下するのは勿論、周りの人が気にならない!

鞄をガサガサ漁りはじめる人、開演前や幕間などにパンをムシャムシャ食べ始める人、上演中に連れと感想を言い合う人、香水の匂いがキツイ人・・・・・・一度気になると、その人に目が行ってしまう!と言う経験を、映画館やコンサート会場でしたことがある人も少なくないはず。

隣前後が空席になったことにより、視界が舞台だけになる為、周りの人が全く気にならなくなるのです。

ただ単に、前の人の頭でステージが見えないってこともありませんでした。視界良好!

 

しかし、更なる規制緩和が・・・

 イベント実施時の制限が緩和され、映画や演劇は満員でも容認する日が近々来そうです。

this.kiji.is

まぁ、普通に考えたら集客が50%なら収益も50%、費用対効果最悪ですもん。エンタメ業界は早く100%に戻したいですよね。しかし、「満員なら行きたくない」という方も沢山いらっしゃると思います。私も客席の密集の中、咳払いでもして白い目で見らることを考えたら怖すぎるので少し考えるかなぁ。引き続き動向を確認するしかないですね。

 

コロナ禍の劇場は良いぞ!

 個人的にはチケット代が高くなってもいいので50%規制は続けて欲しい。むしろこの規制中に行きたい作品に行きまくろうと思います。チケットを取れる確率も50%減るけどね。

 

*1:2020年9月13日

*2:前後も空くかは劇場による